企業向けセルフ・キャリアドック制度導入

セルフ・キャリアドック制度とは

セルフ・キャリアドックとは、企業がその人材育成ビジョン・方針に基づき、キャリアコンサルティング面談と多様なキャリア研修などを組み合わせて、体系的・定期的に従業員の支援を実施し、従業員の主体的なキャリア形成を促進・支援する総合的な取組み、また、そのための企業内の「仕組み」のことであり、現在厚生労働省が導入を推進している制度です。

職業能力開発促進法第10条の3第1号では事業主は「労働者が自ら職業能力の開発及び向上に関する目標 を定めることを容易にするために、業務の遂行に必要な技能及びこれに関する知識の内容及び程度その他 の事項に関し、情報の提供、キャリアコンサルティングの機会の確保その他の援助を行うこと」とされて います。

企業・従業員双方にとってメリットが!!

従業員にとっては自らのキャリアを考えることで仕事に対するモチベーション向上につながり、企業にとっても人材の定着や 従業員の意識向上を通じた組織活性化が期待されます。

*新卒採用者→職場定着:仕事への向き合い方、 取り組む意欲の向上
*育児・介護・休業者→職場復帰率の向上:育児・介護の不安を 取り除き仕事と 家庭の両立課題 の解決を支援
*中堅社員 →能力開発の方向付け:職業人生の後半戦に向かってキャリアの再構成
*シニア社員→セカンドキャリアを見据える:これまでのキャリアの棚卸しと目標の再設定

セルフ・キャリアドックの具体的な進め方

《キャリア研修》
集合形式で研修を行うことで、多くの従業員に効率的にキャリアを考えるきっかけを提供できます。
内容
①自身のキャリアの棚卸し
②キャリア目標・アクションプランの作成
※グループワークを交えるとより効果的です。

《キャリアコンサルティング》
従業員とキャリアコンサルタントが一対一で面談を行うことで、個別従業員の課題を整理し、解決を支援していきます。
内容
①働き方で大切にしていること、企業から求められる役割や責任などの確認
②それらを基にしたキャリアビジョン・行動プランを策定

《フォローアップ》
組織全体で、個別従業員および組織の課題を解決していきます。
内容
①職場(上司など)からの課題解決支援
②改善策を実行した結果を、アンケート等により継続的に振り返る

参考資料:「あしたを拓く人を創る」厚生労働省人材開発統括官

キャリア形成サポートセンター作成資料

セルフキャリアドック制度導入で会社を元気に!!

人生100年時代、人々の働き方は多様化していきます。多くの人がこれからの自分の働き方についても考え、転職も当たり前の時代。企業にとって働く人材は「財産」そのもの。有能な人材を育て、従業員皆さまがイキイキと活力をもって長く働く。セルフ・キャリアドック制度の導入によって活気のある企業作りにご協力できればと思います。
サポート内容につきましては各企業様ごとに合わせたオーダーメイドとなりますので、お問い合わせください。