人の気持ちが分からない…と悩む人付き合いが苦手な方に知って欲しいこと。【やりがちな3つの思い込み】

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こんばんは。ライフキャリアアテンダント✈小夏です。

今日は対人スキルについてのお話。

よく「人付き合いが苦手」と話される方の中に、「相手が何を考えているのか分からず、どうやって人と付き合っていけばいいか分かりません」という意見を耳にします。ではなぜそのような状況が起こってしまうのか。ここでは人付き合いでやりがちな「思い込み」について触れたいと思います。

人付き合いでやりがちな思い込み

①普通~でしょ?

人はそれぞれ考え方のクセのようなものを持っています。心理学の世界では「内的準基枠」と呼ばれる、いわゆる価値観というもので、個人個人が物事を捉える「枠組み」のようなものです。

イメージで言うとそれぞれ心にメガネを持っているようなものです。

他人のメガネをかけてものを見ると、歪んで見えたり、サングラスのようなものだと色も違って見えたりしてしまいますよね?

ものの考え方・捉え方も同じで、人それぞれ別の捉え方の枠組みを持っているため、「普通こう考えるでしょ」や「常識的に考えてこうでしょ」という「普通」という概念を強く持ちすぎてしまうと危険なんです。

なぜならあなたが考える「普通」と他人が考える「普通」は違うものだからです。

常識とは18歳までに身に着けた偏見のコレクションのことをいう

A.アインシュタイン

アインシュタインはこう説いています。

自分が「普通」や「常識」だとあなたが思っていることは、場所や文化が違えば全くものになるんです。

なので自分の「普通」から外れた人と対峙した時に「この人は自分とは違う」と思って拒絶してしまうのではなく、「違う価値観を持った人なのだ」ということを念頭に置いて関わっていけるかどうか。

ここが人付き合いのポイントなのかもしれません。

②あなたの為を思って…

あなたはおせっかいになりすぎていませんか??

「~したほうがいいよ」とか「私がこんなことを言うのはあなたの為だから…」とか、頼まれもしないのに。良かれと思って相手の意にそぐわないことをして、相手を困らせていないでしょうか?

もちろん他者を思いやる気持ちはとても大切です。

ただその思いやりの気持ちが「自己満足」になっていないか、考えて欲しいのです。

思いやりの気持ちは相手に伝わって初めて意味を成すので、きちんと相手に伝わっているのかどうか、そこまで考えなくては。

これは私の経験談なのですが、フリーランスで仕事を始めようと思った当初、起業したばかりの知人に相談をしました。

その方はとても親身になって聞いて下さり、「君のことを応援する!!経営者の集まりがあるから呼んであげるよ!!」と経営者の方々が集まる会合に呼んで下さいました。

その場でその方は良かれと思ったのか「この会に参加されている社長さん達の会社はとても優良企業だから、君もフリーランスなんて不安定なことしてないで、自分が紹介してあげるからどこかの会社に雇って貰って、結婚相手でも探しなよ!!女の子なんだからそっちのほうが幸せでしょ??」とおっしゃいました。

私が受けたダメージは…言うまでもありません(笑)。

私は転職相談をしたわけでも・ましてや結婚相談をした記憶は1ミリもなかったのですが…。

でもその方にとっては、「良かれと思って」なんですよ、これ。

何の悪気もないでしょうし、むしろ私のことを心配したがゆえの言動だったのでしょう。

それくらい、その方の「普通・常識」と私のものが違っていたんでしょうね。

ただ、こういった価値観の違いによるすれ違いは日常生活でも頻繫に起こり得ます。

コミュニケーションはキャッチボールのようなもので、相手がいて初めて成立します。

ボールを投げっぱなしになって、相手の手が塞がっていることに気づかない…なんてことにならないように、きちんと受け手の反応にも注意を払いましょうね。

③こんなの大したことないでしょ?

これまでに述べてきたように、人によって何を大切にしているかは違います。

以前航空会社でグランドスタッフの仕事をしていた際、遺失物担当をしていたことがありました。

空港の遺失物って管理が明確に分かれていて。

チェックインカウンターや機内で忘れたものは航空会社が保管・空港のお手洗いや通路に落としたものは空港ビルが保管…というように分かれています。

そして保安検査場。ここでは機内に持ち込めないライターやオイル類・刃物類などが毎日たくさん破棄されるわけですが、検査で引っかかってしまい、破棄したものは一定期間航空会社で保管することになっています。

ある日1本の電話が。声からも気品が伝わり、絶対にどこかのマダムだろうな…というご婦人。

お話を伺うと着付けの先生だそうで。お弟子さんにハサミを貸したらそれを持ったままそのお弟子さんは仕事で飛行機に乗ることになり、あろうことか師匠のハサミを検査場で引っかかってしまった際に破棄してしまったんだとか。

しかしそのハサミ、何の変哲もないただのハサミなんですが、亡くなったご主人の形見だったんだそう。あまり物を持たない主義だったご主人が唯一使っていたものだそうで、ご婦人は大事に手元においていたものの、やむを得ずお弟子さんに貸したんだそう。

お弟子さんにとっては師匠に借りたとはいえ一見「ただのハサミ」。そんな大切なものだとは知らず、急いでいたので買って新しいものを返せばいいや。と思ったのでしょう。

でもご婦人にとってはものすごく大切なものだったんですね。

そう聞いてしまっては何とかして差し上げたい!!と思い、探しました。膨大な廃棄処分品のハサミの中から…(泣)

機内持ち込み制限品、多い日だと1日に何百件もあるんです。だいたい1週間分をまとめて専門の業者に破棄を依頼するのですが、その電話があったのは搭乗日から6日目。しかも次の日に処分。恐らく1000件以上あったであろうハサミの中から、伺った特徴と照らし合わせ、20件くらいまで絞り込みました…。

気の遠くなるような作業でしたが、ご主人の形見を取り戻して涙ぐまれるご婦人を見たら、何ともありませんでした♡

一見自分にとっては取るに足らないことだと思っても、それが他者にとってはかけがえのないもののこともある。

人付き合いに息苦しさを感じている方は、意外とここをないがしろにしてしまっているのかも。

これまで書いてきたことはあくまでも例にすぎませんが、「ちょっとは人の気持ちも考えてよ」と言われてしまうことがあったり、知らず知らずのうちに「空気の読めない人認定」されてしまっている方は、一度ご自分が3つの「思い込み」をやらかしていないかどうか、チェックしてみてはいかがでしょうか??

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