キャリアコンサルティングって？？

キャリアコンサルティングを受ける意味

「キャリアコンサルティング」はカウンセリングを行って今の自分自身の「現在地」を知ったうえで、ではこの先どこに向かうのか。という「目的地」を決めるためのサポートという風に私は位置付けているんですが、ここで恐らく皆さんが疑問に思うであろう、

ただなぜ今現在の自分自身のことをわざわざ他人であるキャリアコンサルタントに話す必要があるのか？

それは人の脳の構造が関係しています。【人の脳は３～１０％未満しか使われていない】と言われていて、大多数の情報は「無意識」といわれる領域におさまっています。私たちが日々の生活の中で「意識」できていることはなんと２割程度だそう。なので自分の考えもぼんやりと「無意識」のなかにはあるものの分かっているようではっきりしていないことがけっこうあるんです。それを言葉に出すことによって曖昧だったものを再認識できるようになる。人に話すときってちゃんと他人に伝わるように考えて話しますよね？話す段階でかなり自分の中で考えが整理されていくんです。自分で言語化してみてキャリアコンサルタントが「～ということですね」と確認する。そうすると「そうそう自分はこう思っているとなったり、「あれ？本当に自分はそうしたいと思っているのかな？」と自分が発した言葉について考える機会がうまれる。そこからもう一度考えていく。このプロセスがとても大切なんですね。これを引き出すには技術が必要で、私達キャリアコンサルタントはそれを学んできたわけです。

【アドバイスをしない】これはキャリアコンサルタントの原則の一つ。よく「あなたにはこれが向いてるからこうすればいいよ」とか、「あなたはこうすればもっと幸せになれるよ」みたいなアドバイスをするのが仕事と思われがち何ですが実は全然違います。ただ情報提供はします。こういう職歴の人はこういうキャリアステップを考える人が多い・とかこういうやり方もある・と提示することはあります。ただそれを踏まえて決めるのは相談に来た方です。こちらから勧めることはしません。だってその人にとって何が幸せなのかなんて本人にしか分かりませんからね！世間一般的に「幸せ」とされていることがその人にとって同じように幸せかどうかなんて分からないでしょう？だからその人がその人なりに納得して決断できるようにサポートしていく。それが私たちの役割だと思っています。