こんにちは。ライフキャリアアテンダント✈小夏です。
今日は給付金情報です。
先日記事にした【住居確保給付金】について。先月末に支給額決定の際の計算式に変更があったのでお知らせします。
前回の記事はこちら↓
前回記事にまとめた通り【住居確保給付金】とは、仕事がなくなってしまったり、辞めてしまったことにより家賃の支払いが難しくなってしまった人に対して国が家賃額の一部を補償してくれる制度なのですが。コロナの影響を受けて仕事が激減してしまった方にも適応されます。
今回の改訂では、収入要件や資産要件は変更ありません。
そこで変更点はどこなのかというと…
支給額を決定する際の計算式に変更がありました。
厚生労働省のHPに説明があったのですが、少し分かりづらかったので解説します。
新旧計算方式。どこが変わった?
これまで支給額を決定する際、以下のような計算式で計算していました。
基準額+住宅扶助額(家賃上限)-世帯収入
例えば東京都内で単身の場合、収入要件で総支給額が137,700円以下の場合支給対象となるのですが、仮にコロナの影響を受けて収入が額面130,000円に下がってしまい、家賃80,000円の家に住んでいたとします。
そうすると従来の計算式では
例)単身世帯:収入130,000円・家賃80,000円の場合 (基準額) 84,000+(家賃上限)53,700-(収入)130,00=7,700
となり、月々の支給額は7,700円でした。
それが新しい計算式では以下の様に変更となりました。
基準額+家賃額(実際払っている家賃)-世帯収入額 を支給(住宅扶助額が上限)
これまで基準額に住宅扶助額の上限を足して、そこから世帯収入を引いていたものが、基準額に実家賃(共益費などを抜いた実際の家賃)を足して世帯収入を引くという計算式に変わりました。
先ほどの例で計算すると
例)単身世帯:収入130,000円・家賃80,000円の場合 (基準額) 84,000+(実家賃)80,000-(収入)130,00=34,000
となり月々の支給額は34,000円です。
7月以前の計算式だと7,700円なので、26,300円ほど支給額が上がりました。これは大きいですね!!
ちなみに支給額は改訂されましたが、令和2年4月以降に住居確保給付金を申請し、既に給付を受けている方は4月以降の分が遡って支給されます。恐らく申請した市区町村から通知が来るのでご確認下さい。
東京23区における基準額目安
基準額・家賃上限額の東京23区の目安は以下の通り。
(都内だけでも各市区町村によって微妙に違うみたいなので詳しくはお住まいの地域のHPをご確認ください。)
単身世帯の場合:(基準額) 84,000+(家賃上限)53,700=137,700円
2人世帯の場合 :(基準額)130,000+(家賃上限)64,000=194,000円
3人世帯の場合 :(基準額)172,000+(家賃上限)69,800=241,800円
ちなみに基準額と家賃上限額を足したものが支給対象になるかどうかを決める「収入要件」となります。
こういった制度はこのようにちょくちょく改定があります。行政側はわざわざ教えてくれないので、適宜情報をアップデートしていくこは必要なんでしょうね。
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